私本太平記 感想ネタバレ|尊氏を描く13帖、結末が説教くさい 吉川英治 吉川英治「私本太平記」を忖度なしで書評します。酒場で犬を蹴る若き足利尊氏の冒頭の魅力、終盤に検校が歴史を長々と語ってしまう構成の弱点、13帖を通して読む価値があるかを、結末のネタバレ込みで率直に書きます。 続きを読む
押絵の奇蹟感想ネタバレ|手紙一本で押し切る力技の功罪 夢野久作 夢野久作「押絵の奇蹟」を結末までネタバレ込みで辛口評価。女の長い手紙だけで進む構成の強さ、想い込みが子の顔になるという疑似科学の説得力、そして肝心の答えを祈りにすり替える欠点まで、書き手の目で解剖する。 続きを読む
柳田「日本の伝説」感想ネタバレ|姥神の謎解きは圧巻、構成は粗い 柳田國男 柳田國男「日本の伝説」の感想とネタバレ。咳のおば様から片目の魚、地蔵までを一本の糸で結ぶ手腕と、事例の連続で通読が苦しくなる欠点を、創作者の視点で忖度なく評価し、どの章から読むべきかの順番まで案内する。 続きを読む
新書太閤記 感想ネタバレ|11分冊の秀吉伝、完結しない結末 吉川英治 吉川英治「新書太閤記」を忖度なしで辛口レビュー。赤ん坊の秀吉から小牧・長久手後の家康との駆け引きまで、青空文庫11分冊の読みどころと弱点、秀吉の最期まで書かれない結末の意味、向く読者と向かない読者まで整理した。 続きを読む
少女地獄の感想ネタバレ|三つの手紙が暴く嘘と復讐を辛口評価 夢野久作 夢野久作「少女地獄」を結末までネタバレ込みで感想。嘘で生きた看護婦、夫殺しの女車掌、黒焦屍体で復讐する少女の三編を、語りの仕掛けの妙と構成の甘さの両面から忖度なしに辛口評価し、読む順番や向き不向きも案内する。 続きを読む
死刑囚最後の日感想ネタバレ|名なき男の独白は説教か傑作か ユゴー ユゴー「死刑囚最後の日」を豊島与志雄訳で読んだ辛口感想。判決から刑場までを一人称で綴る、名も罪も伏せた死刑囚の独白がなぜ刺さるのか、娘との面会と「四時!」で終わる結末、説教臭さや構成の弱点まで忖度なしに評価する。 続きを読む
山の人生感想ネタバレ|神隠しの実話は圧巻、山人説は弱い 柳田國男 柳田國男「山の人生」の感想をネタバレ込みで忖度なしに評価。冒頭の炭焼き親子の実話と神隠しの章は圧巻だが、三十章の構成は散漫で山人説も決め手不足。読むべき章と飛ばしてよい章、遠野物語との読む順番まで案内する。 続きを読む
吉川英治「三国志」感想ネタバレ|孔明の死後が一番面白い 吉川英治 吉川英治「三国志」の感想。全12巻の構成と、冒頭の桃園の巻・結末の五丈原の巻を読んだ上で辛口に評価。劉備の茶の場面、孔明の死と魏延の最期、木像の計まで、ネタバレ込みで解説する。孔明が死んでも勝ち続ける終盤の弱点や、初心者に向くかどうかも忖度なしで書いた。 続きを読む
ドグラ・マグラ感想ネタバレ|読むと狂う噂の真相と結末を辛口評価 夢野久作 夢野久作「ドグラ・マグラ」を結末までネタバレ込みで辛口評価。冒頭の完成度、脳髄論の退屈さ、「読むと狂う」噂の真相、円環する結末の仕掛けを書き手の目で分解し、中盤の読みにくさも容赦なく指摘し、誰が読み切れるかを書いた。 続きを読む
レ・ミゼラブル感想ネタバレ|傑作でも脱線の多さは擁護できない ユゴー ユゴー「レ・ミゼラブル」の感想とネタバレ。司教の燭台で変わるジャン・ヴァルジャンの回心は圧巻だが、ワーテルローや下水道の長い余談、偶然の多い後半は忖度なしで指摘する。豊島与志雄訳で読む長さと読み方も案内。 続きを読む
遠野物語の感想ネタバレ|119話の怪談集は読みにくい? 柳田國男 柳田國男「遠野物語」を忖度なしで評価(ネタバレあり)。山男、ザシキワラシ、マヨイガ、津波の亡霊まで全119話の魅力と、物語として読むと退屈になる理由、おすすめの読む順番まで青空文庫版で確かめて書いた感想。 続きを読む
宮本武蔵 感想ネタバレ|巌流島の一瞬は名場面、だが長すぎる 吉川英治 吉川英治「宮本武蔵」を、全八巻の長さに耐えられるかの観点で忖度なしに評価。関ヶ原の泥から巌流島の決闘まで、深掘りの魅力と、お通・又八の扱いや説教臭さなどの欠点を、ネタバレ込みで書いた長文感想。読む巻の選び方も案内する。 続きを読む
瓶詰地獄の感想ネタバレ|三通の手紙の順序が残酷すぎる辛口評価 夢野久作 夢野久作「瓶詰地獄」を結末までネタバレ込みで辛口評価。三本の瓶を時間の逆順に並べた構成の仕掛け、第三の瓶の一行が怖い理由、太郎の告白の誇張、語られない罪の空白まで、書き手の目で解剖した長文感想です。 続きを読む